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震災の教訓を生かすために作られたクロスロードを体験

2022年3月25日に(一社)千葉県建築士会女性委員会様にて、震災の教訓を生かすために作られた「クロスロードゲーム」の体験会を実施しました。

クロスロードとは
阪神・淡路大震災で、災害対応にあたった神戸市職員へのインタビューをもとに作成された、カードゲーム形式の防災教材。「大都市大震災軽減化特別プロジェクト」(文部科学省)の一環として、矢守克也氏(京都大学防災研究所准教授)、吉川肇子氏(慶應義塾大学商学部准教授)、網代剛氏(ゲームデザイナー)によって開発された。クロスロードの問題カードには、「3000人いる避難所で、2000食を確保した。この食糧を配るか配らないか」など、どちらを選んでも何らかの犠牲を払わなければならないような「ジレンマ」が多数ある。
プレイヤーは、自分なりの理由を考え、苦心の末に「Yes」か「No」か、一つだけを選び、自分の前にカードを裏返して置く。合図で一斉にオープンし、多数派の人は、青座布団を獲得できる。一人だけの人がいる場合、その人は金座布団を獲得し、他のプレイヤーは何ももらえない。座布団の配当を終えたら、問題を全員で話し合ってみよう。その人が「Yes」または「No」を選んだ理由を聞くことで、多くの価値観や視点に出会うことができる。
10枚のカードを終えたときに、一番多くの座布団を持っていた人が勝ちとなる。その場に座布団がない場合は、お菓子で代用することも可能。
また、自主防災会などでは、地域独自の問題を作ってプレイするのもためになるだろう。
クロスロードは、災害を自分の身に引き寄せて考えると同時に、他者のさまざまな考えを知ることができる、優れたゲームである。

https://www.bousai.go.jp/kohou/kouhoubousai/h20/11/special_02_1.html

女性目線でのゲーム体験
女性委員会の参加者とあり、女性目線でのゲーム体験ができたと思います。
特に建築に関する問いでは専門家ならではの意見が交わされ、講師も大変参考になりました。

定例的な会議内で防災に関する講座を実施したことで多くの参加者となり、『いざ』という時の備えになる講習会となりました。

元記事:https://nsbr.or.jp/category/activityreport/

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